娘が自室で過ごす時間が増えた
子供の成長に伴って、親子関係は少しずつ変化します。
親にとっては子供がいつまでも小さなころと同じような言動でいてくれたら嬉しいものですけれど、子供が成長して思春期を迎えることは、子供がやがて巣立つ時に向けての大切な準備段階でもあります。
子供が思春期を迎えると、親との距離を取りたがるようになります。
これはいたって普通の成長過程なのですけれど、親としては「娘が引きこもっているのではないか」「いじめられたりしているのではないか?」なんて心配してしまうかもしれません。
私自身にも娘がいて、最近では自室で一人で過ごすことが増えました。
決して親子関係が良くないわけではなく、食事の時には部屋から出てきて家族で一緒に食べますし、会話もあります。
でも小さな時と同じように一緒にリビングルームでテレビを見るといった時間はあきらかに減っており、私自身もパートナーも少し寂しい気持ちは否めません。
これも成長。だから見守っている
ちなみに子供が思春期を迎えると、親との距離を取りたがるようになる他にも、たくさんの現象が現れるようになります。
例えば反抗的な態度になったり、これまでは親のアドバイスを素直に聞いていた子が口答えしたりアドバイスに逆らうようになることもあります。
それに、ファッションやヘアスタイルが変わってしまう子もいます。
ですが、これもすべて成長する過程に通る道なのだと考えれば、理解できるのではないでしょうか。
私もたまに不安な気持ちになってしまうことはあります。
そんな時には自分自身が思春期だった時のことを思い出し、親と四六時中ずっと一緒にいるのが退屈だったなとか、自分の部屋でリラックスすることが好きだったな、と振り返っています。
そうすることで子供の現在の気持ちをなんとなく理解できるような気になりますし、娘への干渉を控えようという気持ちも芽生えてきます。
娘の場合には、娘が部屋にいる時には干渉しませんし、リビングルームに来たときにも、あまり彼女のプライバシーには立ち入らないように気を使っています。
彼女から話してくれた時には集中して話を聞き、すごいとか素敵などといった感想は言います。
でも自分だったらこうするとか、どうしてあなたはこうしないの?なんていう私の意見は、娘からアドバイスを求められない限りは言いません。
思春期の子供に対しては、自分で考えさせて行動させることが大切かなと思うからです。
親子には、それまでの年月で気づいてきた信頼関係があります。
だから親が、子供がヘルプを求めてきたときには全力でサポートするという意思表示をしていれば、思春期でもあまり反抗心は強くならないような気がします。
しかしこれも、その子の性格によってずいぶん違うと思いますけれどね。