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産休中に不当な扱いを受けてしまったら

産休を取った方が抱える悩み

産休というのはきちんとした権利であり、女性が無事に出産を終えて、キャリアを損なうことなく仕事に復帰できるようにするためには大切な制度ですよね。
しかし社内で産休制度を設けているにも関わらず、産休を取った方が悩みも抱えてしまうことは少なくありません。

仕事に関しては、復職後は出産前と同じように働ける方は少ないでしょう。
時短勤務になって同僚に気まずい思いをしたり、元の部署に戻ることができなかったりと環境はガラッと変わる可能性はあります。
家庭に関しても、自分の支度に加えて子どもの支度がありますし、保育園への送迎、帰宅後の家事など休む間もなく動き続けなければならないでしょう(>_<)

産休が理由の解雇

産前産後の期間、その後の30日間は解雇してはいけないと労働基準法で決められています。
本来は絶対あってはならないことですが、産休を理由に解雇されてしまうこともあるようです((+_+))

禁止されているにも関わらず解雇されてしまったという時には、各都道府県に設置されている労働局雇用均等室や、近くの労働基準監督署に相談しましょう。
そこで是正勧告がされれば、災害で事業自体の継続が難しいなどのやむを得ない場合を除き解雇は無効となります。
しかし産休中であっても解雇の予告をすることは可能なので注意しておきましょう。

解雇だけではない不当な扱い

不当な扱いは解雇だけではありません。
産休や育休を取ったことで降格や減給されてしまったり、不利益な配置換え、自宅待機など、または会社側や同僚から嫌がらせを受けてしまうことも。

せっかく家庭との両立を図りながら復職しても、肉体的にも精神的にも辛い状況になってしまいますよね(;_;)
あからさまに不当な扱い以外にも、会社側が考慮しての異動などは不当とは言えません。
規則で決められている場合もあるので、産休を取る前に前もって確認しておくといいですね。

不当な扱いを受けないためにも

長年勤めてきた勤務先でも、産休や育休といった長期間の休暇の後の復職は緊張するものですよね。
久しぶりに見る顔だけでなく新しい顔もあって、職場の環境も変わっっているかもしれませんし、自分自身も今まで通り働けるのかと不安もあるでしょう。

復職前に勤務先と面談することが一番望ましいです。
会社によっては時短勤務ができる部署に異動することになっていたり、役職に関しても産休後は変わるといった社内規定が決まっている会社もあります。
規定はしっかりと確認しておき、それを踏まえて自分の希望する働き方を話しておくことが大切です。
面談ができない場合でも、上司に電話で問い合わせたりして復職前に必ず確認しておきましょう。