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子供の成績を伸ばす叱り方を知りたい!

「Iメッセージ」ってご存知ですか?

子供を叱った後は、ちゃんと子供のために叱ることができたのか、間違ってなかったか、いつも悩んでしまいます。
子供を叱るって難しい、そう悩む親御さんも少なくないはず。
叱る、しつけと称して誤った方向にいく可能性もありますし、「叱る」とはどういうことか、叱るときに気をつけるべきことについて理解しておくことが大切ですね。

「子供の成長ために伝える必要があることをきちんと伝える」これが叱ることだと私は思います。
「どうしてこんなこともできないの?」という否定形の質問は、できていない子供にとって答えが出ない質問なのでナンセンスです。
「早くしなさい」「○○はやめなさい」と命令形で言うことも、「そんなだからダメなのよ」と相手を否定するようなことも使うべきではありませんよね。

そこで、叱り方としては「私はこう思う」いわゆるI(私)メッセージを使う方法が有効です。
「○○しなさい」よりも「○○してくれると私は嬉しい」「私は安心できる」「助かる」といった具合です。
主語を「私」にすることで、相手を責めることなく冷静に気持ちや感情を伝えることに徹底できるというワケですね。

子供にかぎらず、人は命令されて動くよりも自主性をもって動く方がいいですし、身にもつきます。
子供を叱るときは、いつも「I(私)」を主語にして言葉を選ぶようにしましょう。

叱った後は質問を投げかけてみよう

叱るときはついイライラして、くどくどと叱ってしまうこともありますよね。
結果的に、子供はなぜ怒られているかわからないままになってしまう恐れがありますので、質問をしてみるとよいでしょう。

「どうしてお母さんがこんなこと言うか理由がわかる?」「どうすれば良かったのかな?」と叱った後に答え合わせではありませんが、質問を投げかけてみてください。
ここでは答えられなくてもいい、ぐらいの心構えで答えを急かさないことが大切です。
子供にちゃんと伝わるように自分で考えさせて、意識をあるべき方向へ向けさせることがポイントなのです。

責めるのではなく期待を込めて叱ること!

叱るという行為は、子供の成長のため、社会性を育てるためにも必要なことです。
ですが子供に失望して責めることは、子供にとってプラスになるとは思えません。
「あなたにはできるはず」という期待を込めて、成長を促すために間違っていることは間違っていると伝えることが重要です。
叱咤激励にも似ているかもしれませんが、相手の成長を願って背中を押す言葉をかけてあげること、それが叱るということではないでしょうか。

怒ることと叱ることは別物であることを認識しなければいけませんね。
怒りやイライラを子供にぶつけることは、メッセージ性を失い、子供のためにならないということを覚えておいてくださいね。